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アレルギーについてのあれこれ その2(喘息)

こんにちは、オンライン薬局です。


先日に引き続きアレルギーについて触れて参ります。

本日のお題は「喘息」です!






喘息とは・・・?


喘息という単語はよく耳にすることが多いかと思いますが、前回も少し書いた通り、喘息もアレルギー反応の一種なんです。


しかしその原因は人によって様々で、はっきりとした原因がわからないまま治療をしている方が多いような印象です。

「なんか息苦しいけどまあ日によって調子が良い日もあるし、このままでいっか・・・」なんて方も、もしかしたらいらっしゃるのではないかと思います。


喘息の治療としては、まずはアレルギー反応を起こす原因物質に暴露しないようにすることが大切です。けれど、上記の通り、原因がわからないことが多いので、暴露しないようになんて難しい話です。


じゃあどうすればいいの!?


症状が出ないように、コントロールすればいいんです~!



実際の喘息の治療ガイドラインにも、

①症状のコントロール

②将来のリスク管理

という治療目標が掲げられています。(引用)


こうなってくると薬剤師の出番ですね、薬が必要になります。


喘息の薬は、大きく分けると2種類です。

A:症状が出ないよう、コントロールのための長期管理薬(しつこいですね)

B:症状が出たときに、即効的に症状を抑える薬


もっと細かく書くと、ステロイドや抗ヒスタミン薬などいろいろと分類されていくんですが、すっごく長くなってしまうのと、このブログの需要ではなさそうなのでやめておきます。詳しく聞きたい方はいつでも薬剤師に相談してください。



患者様にお伝えしたいのが、

このコントロールの薬を自己調整しないこと!です。


一度コントロールが可能になったところで薬を中断してしまうと、せっかく安定した気管支の状態が反跳的に悪化してしまう場合があるためです。

コントロールの薬は、できれば症状がなくても、毎日決まった時間に決まった用量を使用するようにしましょう。



そしてもう1点お伝えしたいのが、症状が出てしまったときの即効薬を使いすぎないこと!です。


即効薬はその名の通り効果がすぐに出てくるので、喘息の症状はすぐに収まることが多いです。


また、内服薬で気管支を拡張してコントロールするタイプの薬の中には、定期的な血中濃度測定が必要な薬があります。

適正な血中濃度の範囲が狭い薬は、この範囲に留める必要があるので、モニタリングが必要なんです。


継続はもちろん大切ですが、漫然と使用を継続しないよう、必ず医師の指示通りの定期的な血液検査を行うようにしましょう。



それから、吸入器は使い方が複雑なものがたまにありますね。(インフルエンザの記事のときもお話しました!)


特に粉末剤は細かい粒子が入っているので吸った気がしなくて、あれ?吸えてるのかな?と、何度も何度も吸ってしまいがちです。


インフルエンザの薬は吸い切りなのに対し、喘息症状の薬は1回の量を守ることが重要です。


しっかり吸えているので安心してください。何度も吸い込まないよう注意です。


大体の薬は数字の回数カウンターがついているので1回分正しく減っているかどうか、目安にして見てみてください。


喘息の薬は種類がとても多く、患者様の状態に合わせて使用する薬は異なります。


薬の使い方で困ったときは、すぐに薬剤師に相談してください。



次回はアトピー性皮膚炎についてお話します★

参考になれば幸いです★★


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