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一包化(いっぽうか)とは?



初めて聞く方もいれば、聞いたことあるけど何のことかちょっとよくわからなかった…

という方もいらっしゃると思うので本日は一包化とは何かをお話していきます。



一包化とは何か



処方された複数の薬を日付、用法毎に1回で飲めるよう袋に入れて分けることです。

例えば朝食後、夕食後など飲む時間帯で分けることが多いです。



一包化することのメリットは?



1.薬の数が増えれば増えるほど一包化することで薬の管理がしやすくなる。

 お薬の紛失や誤飲を防ぐことにも繋がります。



2.シートから薬を取り出す力がなくても薬を取り出しやすい

 手の力が弱まった患者様でも簡単に薬を取り出せます。



3.介助される方の負担が軽減される

 介助される方が、薬の管理がし易くなることで他の事に手を回す時間が作れる

 ことに繋がります。



○一包化するデメリットは?



1.一包化の用意にお時間がかかる場合がある

 錠数が多かったり、日数が多いと一包化の作業に時間がかかってしまい患者様の待ち時間が

 増える恐れがあります。



2.一包化には料金がかかってします

 「外来服薬支援料2」という加算があり、一包化するとこの加算が算定されます。

 42日分以下の一包化の場合 7日分ごとに32点(320円)

 43日分以上の一包化の場合 220点(2200円)

 また、一包化は保険の適用となりますので患者様によりますが負担金は上記の約3割以下に

 なることが多くなります。


3.薬がわからなくなってしまう

 袋の中でざっくばらんに薬が入っているので、どれがどの薬かなかなか一致させるのが困難に

 なってしまいます。




○一包化できる条件



基本的には患者様の意向で一包化を希望された場合できるのですが、一包化が出来ないケースがあります。

お薬の中には、湿気に弱かったり、管理方法が特殊だったり、冷やして保管しなければならなかったりと様々な薬があるため一包化が出来ない場合が御座います。

普段使っている薬が一包化できるかどうか気になる方は薬剤師までご相談ください。




○まとめ



一包化について今回はお話しました。

書いている私自身も最初は一包化…?という状態でした!

患者さんの中には薬局で普段使われている言葉や薬のことでわからないことが多々ある場面があるかもしれません。

何かわからないことが御座いましたらお気軽にお尋ねください!!!


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